板橋区議会議員 南雲由子板橋区議会議員 南雲由子

2022年04月18日

【「重要な他者」】
土曜日は子どもを連れてNPOの勉強会へ。NPOの代表で、ご自身がまつば園で育った児童養護経験者、その後児童養護の現場で働きながら研究もしてきた市川太郎さんの人生のお話を伺いました。

以下ちょっと硬い文章になりますが、真正面から話してくださったお話に応えて、正面からメモしておこうと思います。

自分の生い立ちがわからず「過去」がないことで、立っている足元がぬかるんでいるようで「未来」も描けなかったという市川さん。
児童養護施設で上級生からの理不尽な暴力を受けたり、自殺未遂をしたことまでお話ししてくださいました。
その中で変化のきっかけになったのは、小学校3年生の時の先生や、高校進学を進めてくれた施設の職員さん。
親でも親戚でもない「重要な他者」が、子どもたちの支えになる。
また本を読むようになって「想像力」と「創造力」がついたことで、自分は下級生に虐待をしなかったという話も印象的でした。
そして戦後の日本の児童養護を見続けてきた市川さんが、今の児童養護に感じる危機感は「人手不足」ではなく「人不足」。
どんな専門職が何人か、よりもそこで育つ子どもにとって重要なのは、「”私”にとって、”あなた”が何者なのか」だと説きます。
板橋区でも子ども家庭総合支援センター(児童相談所)が出来ました(児童相談所は秋オープン)が、そこに向き合う姿勢を根本から学び直す貴重な時間になりました。