板橋区議会議員 南雲由子板橋区議会議員 南雲由子

2021年11月25日

【区長に一般質問で提案しました】
今日は「子どもの安心・安全のために」というテーマで、以下本会議で一般質問しました。ほんの少しずつでも前に。
低学年から自分の身を守るための性教育を!で取り上げた「パンツザウルス」の動画→
◉子どもの安心・安全のために
(1)幼稚園バスの安全について
(2)性被害から守る
(3)水辺の安全について
(4)相談につなげるための小さなステップ
↓以下長いですが、質問原稿です。
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子どもの安全・安心のために (13:00)
(1)幼稚園バスの安全について(2:30)
通告に従い、一般質問をさせて頂きます。
子どもの安全・安心のために、まずは、幼稚園バスの安全について、伺います。
今年7月、福岡県中間市で、送迎バスに置き去りになった園児が死亡する事故が起きました。その後の報道で、保育士の人員不足や職員による虐待もあった、と指摘されており、その園の保育状況に対しては言葉もありません。
しかし中間市の事件は、園バスの安全性に注目が集まる機会になりました。板橋区内でも、32園中15の幼稚園で通園バスが利用されています。また保育園の園外活動で利用されることもあります。
今年8月、子どもの事故予防地方議員連盟の勉強会では、専門家から園バスの安全性に関わる様々な論点が示されました。
第一に、園バスでは、子どもがシートベルトをしないことも多く、そもそもシートベルトが設置されていない車体も多い現状があります。
第二に、園バスの運転手は、短時間の雇用で有資格者を確保することが難しいそうで、運転手が子どものケアまで行うのは難しいとのことです。その中で誰が子どものケアを行うか、また各園で安全のマニュアルがあるか。今後も議論と現状把握が必要です。
民間では、安全対策の技術開発も進んでいます。
園バスや乗用車に子どもが置き去りになった場合にセンサーで感知して、音が鳴るICT技術は、海外では全ての車に標準装備になっています。
また園バスに後付け可能で、ランドセルの肩紐のように子どもが着脱しやすいシートベルトも開発されています。
区も現場の園の現状を把握し、安全対策が全ての園で進むよう、支援に向けた議論を進めるべきと考えます。
そこで伺います。
1-1Q.区内幼稚園バスの安全について、区として私立幼稚園と連携を深めながら取り組むべきと考えますが、見解を伺います。
(2)性被害から守る(3:00)
次に、性被害から子どもを守る取り組みについて伺います。
今年10月、女子児童へのわいせつ行為で板橋区立小学校教諭の男性が逮捕されました。
再発防止に向け、第一に教員への取り組みについて、第二に性教育の充実について伺います。
第一に、教員への取り組みについてです。
性犯罪は、再発率が高いことが特徴、と言われます。
しかし現状では、わいせつ事件を起こしても、都道府県が処分した後、学校では3年、保育士では2年で再登録し、教育現場に戻ることが可能です。
対策を強化するため、今年5月には国会で「わいせつ教員対策新法」が成立しました。教員の採用や懲戒処分は東京都に権限がありますが、今後、国や都の動きも見ながら、板橋区としても、現場で出来ることをしっかりと行うべきです。
そこで伺います。
2-1Q.再発防止に向けて、教員への研修など今後の取り組みについて伺います。
続けて、子どもが自分の身を守るための性教育について伺います。
現在学校での性教育は、小学校5、6年生から第二次性徴期に合わせて行われています。一方、近年では、性被害から自分の身を守るため、低年齢からの新たな性教育の必要性が議論になっています。
数年前からSNSで話題になっている「パンツザウルス」という2分ほどの動画があります。イギリスの児童虐待防止協会が2012年に開発した動画で、YouTubeで世界中に拡散されました。
「パンツザウルス」は、子どもに分かりやすい歌と、カラフルな恐竜が踊るアニメーションに乗せて、子どもたちに、身を守るためのメッセージを伝えています。それは、パンツの中は自分のプライベートゾーンで、触られたり見られたりして嫌な気持ちになったら「No!」と言うこと、またもし被害にあったら逃げて近くにいる大人に伝えることです。
動画は各家庭でも手軽に見ることが出来ますが、様々な家庭環境もある中で、全ての子どもにこのメッセージを伝えるべきです。
そこで伺います。
2-2Q.学校教育の場で、低学年から自分を守るための性教育を充実させるべきと考えますが、見解を伺います。
(3)水辺の安全について(1:30)
次に、水辺の安全について伺います。
今年4月に新河岸川で起きた水難事故を受けて、今年度の第二回定例会の一般質問で、再発防止に向け、各会派から質問、提案がありました。その後の進捗について伺います。
初めに6月の一般質問で、再発防止のソフト面での取り組みとして、漏れている人がいたらまずは大人を呼ぶことや正しい靴の履き方などの知識を、広く子どもたちや保護者に啓発すべきと提案しました。
そこで伺います。
3-1Q.特に夏休み前など、水辺で遊ぶ機会が多い時期に、教育委員会としてどんな取り組みをされたか伺います。
続けて伺います。
3-2Q.ハード面でも、各会派から救命具の設置や再発防止に向けた対策を東京都と連携して行ってほしいとの要望が出ましたが、その後の対策の進捗状況を伺います。
(4)相談につなげるための小さなステップ(6:00)
次に、相談につなげるための小さなステップと題して、子どもを守るための親支援の取り組みについて、大きく3点質問します。
第一に、児童館の相談機能の充実について。第二に、子ども家庭支援センターの取り組みについて。第三に、福祉事務所の取り組みについてです。
緊急事態解除宣言後、区民の方から、特に多くの子育てのご相談を頂きます。コロナ禍の外出自粛と、居場所や子育て支援の一部が開催できない状態が長く続いた影響か、中でも特筆して多いと感じるのは、うつ状態で子育てをする保護者の方からのご相談です。
中にはうつによる無気力から、子どもがいても日々の食事の準備や片付けなどが滞ってしまうケースや、時には保護者が「死にたい」と訴えることもあり、子どもの安全のために、行き詰まりを感じる親を相談や支援につなげることが必要だと感じます。
しかし実際に私がお話を聞いた中では、うつの症状で、様々な子育て支援を能動的に申し込んで利用するエネルギーが湧かないケースや、「行政に相談すると、児童相談所に子どもと離ればなれにされてしまうではないか」と相談を躊躇するケースもあります。
このことは、今後子ども家庭支援センターと児童相談所が一つの施設になることを前に、考えておく必要があると感じます。
また日頃、相談者の方と、子ども家庭支援センターや福祉事務所に同行すると、違和感を感じるのは「お母さんは今後どうしたいですか?」とまず聞かれることです。
行政として正しい台詞だとは思うものの、うつ状態の方に大きな決断は難しく、また困っている時はいろいろな問題が糸のように絡まりあって、それを一つ一つ解いていかなければ「何に困っているのかわからない」ということも多くあります。
いよいよ来年秋に仮称・子ども家庭総合支援センターがオープンします。しかし行政へ相談する一歩はまだ段差が高い階段で、そこにつながるための小さなステップを何段か用意しないと、本当に必要な方は相談につながらないと感じます。
小さなステップとしてまず一点めに、日常生活の中で身近に相談の入り口があることが必要です。
令和2年度の予算総括質問にて、子育て世代包括支援センター基本型の設置について質問させて頂きました。
国が示す「子育て世代包括支援センター」とは、子育て支援に関わる様々な関係機関の連携を深め、専門的な支援にもワンストップでつなげることで、妊産婦や乳幼児の課題の深刻化を防ぐ施策です。
板橋区では、子育て世代包括支援センターの母子保健型は健康福祉センターに設置していますが、基本型はまだ設置されていない状況です。そこで令和2年度の予算総括質問では、基本型を児童館に設置すべきと提案しました。
答弁では「今後も、児童館と健康福祉センターの連携の下、子育て世代包括支援センターの機能の充実を図るとともに、児童館の在り方を検討し、地域の子育て支援を推進していく」とありました。
場所の身近さだけでなく、いくつか絡まった困りごとの糸を解きほぐして専門的な支援につなげる、子育てのソーシャルワークが必要です。
そこで伺います。
4-1Q.子育て世代包括支援センターの児童館での設置について、進捗状況を伺います。
次に2点目は、子ども家庭支援センターの取り組みです。
日頃からの職員の方の尽力や、子どもなんでも相談が24時間に拡充されたことは評価していますが、
4-2Q.さらに相談のハードルを下げる、寄り添った支援になるように今後どのような取り組みをされるか伺います。
3点目に、福祉事務所について伺います。
特にひとり親家庭の場合、様々な制度を利用したり、相談したりする際の鍵になるのが、福祉事務所の母子支援員です。
しかし、実際に利用するまで母子支援員の存在は、あまり知られていません。また実際に相談しても、制度そのものが現代のひとり親や離婚前のひとり親家庭には合っていない場合もあると感じます。
制度を熟知してから、それに合わせて困る区民は一人もいません。
難しいことですが、保護者や子どもに寄り添うことから、一緒に
一つ一つ解決してくれる。相談者にとって、そう感じられるような福祉事務所であってほしいと願います。
そこでまず、
4-3Q.母子支援員の役割について伺います。
また、
4-4Q.さらに寄り添った支援になるよう、今後の取り組みについて伺います。
以上で、私の一般質問を終わります。