板橋区議会議員 南雲由子板橋区議会議員 南雲由子

2016年06月22日

【6月本会議最終日】 # 討論で登壇しました

今日は本会議最終日で、年4回のうち6月議会が終わりました。
南雲は、会派を代表して補正予算の討論をさせて頂きました。

賛否両論で、他の党の方にいろいろ言われたりもするし、
結果は賛成多数で可決されましたが、
あえて空気を読まずに、言うべきことは数字や証拠を集めて言う、ということが、こう見えて、自分がしなければいけない仕事です。
主に、まちづくり特別委員会や2月の一般質問で取り組んできたJR板橋駅前用地の再開発について、意見を述べた上で、補正予算に「反対する」難しい内容で、会派の先輩方や事務局ともギリギリまで話し、良い経験になりました。
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以下、長文ですが討論内容↓
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【補正予算 討論】
ただいまから、市民クラブを代表し、
議案第40号「平成28年度東京都板橋区一般会計補正予算」に対する討論を行ないます。
今回の補正予算のうち、
◯旧加賀児童館の解体工事等に要する経費は、解体除去の費用を補填するもので、今後新たな活用をするために必要と考えます。
◯道路舗装整備費用は、国の新しい土木工事積算基準に対応する費用で、滞りなく事業を進めるための判断として評価します。
◯また個人番号カード発行に要する経費は、マイナンバーカードの発行がシステムエラーで遅れた方へ、なるべく早く発行するための対策にかかる費用です。カードの発行を希望するのに届かず、不便を感じる区民へサービスを確保することは重要ですが、そもそもマイナンバー制度は国が進める施策で、そこに対応するための費用は国に強く求めて頂くことをのぞみます。
◯そして、板橋駅前用地(B用地)とJR用地との一体的活用に関する経費として、6518万円が計上されています。
区有地の有効活用は必要なことで、私たち市民クラブは、B用地のJRとの一体的活用に反対するものではありません。
しかしまちづくりにおいて、くれぐれも地域住民の意向に寄り添って、トップダウンではなく住民と対話しながら、丁寧に進めていくことをこれまでも強く求めて参りました。
今回計上されているのは、JRとの一体的活用の実現に向けた基本計画策定のための費用で、板橋区とJRが同額を支出し計1億3000万円ほどが基本計画策定のためにかかる、と説明されています。
しかし6500万円といえば、区民の生活感覚では大変大きな金額です。
1点目はこの費用の決定までの手続きについて、
2点目はこの金額が適正であるか他区の似ている事例と比較して、検証します。
まず1点目に、決定までの手続きについてです。
今回この6500万円は、JR東日本の子会社であるコンサルタント会社に支払われると伺いました。
先に整備が行われているJR板橋駅・滝野川口の計画策定に関わった業者とのことですが、候補はこの会社1社のみで、入札などは行なわれていません。
区民の税金を使う以上、条件を公開して入札を経た上で業者を決定すべきではないでしょうか?
JRという相手方がいることとはいえ、JRに言われるがまま、今回の特定の1社ありきで6500万円を支払うことは、板橋区の他の公共事業が、区民に透明公正なものとなるよう板橋区や議会が行ってきたこれまでの努力とは逆行するものではないでしょうか?
また2点目に、この金額が妥当であるのか検証するために、他区の似ている事例との比較をしてみます。
都営新宿線・篠崎駅前でH16年頃から整備が行われた複合施設で、江戸川区「しのざき文化プラザ」という施設があります。
江戸川区、東京都交通局、民間企業が持つ用地を、民間のプロポーザルで開発後、公共施設部分を区が買い取る形で開発されました。
まちづくりには様々な目的と手法があり、一概に比較することは困難ですが、
B用地と同じく、駅前用地を区と民間企業が共同で開発をしている点と、「まちの顔」として区の公共スペースと、多世代定住のタワーマンションを含む施設整備を行なっている点で、参考に資する事例であると考えます。
そこで江戸川区の担当課に、基本計画策定にかかった費用を問い合わせたところ、計画策定にかかった費用は0円であるとの回答でした。
複合施設の建設業者をプロポーザルで募集して、そこで最高評価の業者が提案内容に基づいて施工をしたためです。そのプロポーザルの公募内容と基本計画までは、ほぼ区の職員のみで作成したそうです。
手法は異なるにしても、江戸川区では基本計画を作るまでの費用が0であるのに、なぜ板橋区では6500万円がかかるのでしょうか?
基本計画やプロポーザルの条件の策定までは、地域住民の意見を聞きながら、区が責任を持って行なうことは出来ないのでしょうか?
繰り返しますが、B用地の一体的活用について反対するものではありません。
しかし計画策定にかかる経費をできるだけ削減し、業者を選定するにしても、プロポーザルで透明な中で選定すべきです。
また、板橋区内で様々なまちづくりや施設整備、公共施設の見直しが行なわれる中で、区民の財産を1円たりとも無駄にせず、その地域に住む方やその地域で商店を営む方の意見を丁寧に聞きながら、ともにまちづくりを進めるべきと考えます。
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このことを強く主張するために、議案第40号「平成28年度東京都板橋区一般会計補正予算」に【反対】の意を表します。
以上で、私の討論を終わります。