2020年12月16日

【新中央図書館の駐輪場有料に反対しました】
14日の本会議で、結果は多数決で可決ですが、
新中央図書館の駐輪場を有料にする新規条例に、
滞在時間が短くなってしまうのではないか、と考え反対しました。

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以下、長いですが討論原稿です↓
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<議案87号 討論>【委員会決定に反対】
ただいまから、市民クラブを代表し、議案第87号「東京都板橋区立中央図書館駐車場条例」の委員会決定「原案可決」に【反対】の立場から、討論を行ないます。
本議案は、中央図書館移転に伴い駐車場と駐輪場を設置し、利用時間や使用料を定める条例です。第7条では、駐車場の使用料は1時間までごとに600円の範囲内で、自転車駐車場の使用料は1時間までごとに100円の範囲内で委員会規則で定めるとされています。使用料の詳細は議論の中で、駐車場は30分まで無料、以後30分ごとに200円、バイクは30分まで無料、以後30分ごとに100円、駐輪場は子ども用の無料スペースが別途設けられるものの2時間まで無料、以後8時間ごとに100円となる予定であるとありました。
これに反対するのは、せっかく魅力的な図書館を作っても、駐車場や駐輪場を有料にすることによって、来ることの心理的なハードルがあがったり、長い時間いられなくなってしまうことを危惧するためです。
たかが100円かもしれません。しかし、これまで中央図書館およびいたばしボローニャ絵本館は、平和公園との一体的な整備やカフェ一体型で一日中居心地の良い空間、蔵書やプログラムの整備を進めてきました。その方向性とも逆行し、これまでの魅力的な図書館づくりを台無しにしてしまうと考えます。
はじめに駐車場については、1日の利用の上限金額を設定すべきです。
自動車については、環境負荷や周辺の駐車場への民業圧迫を避ける観点からも、障がいがある方は無料にする前提で、一定有料化も理解するところですが、区内各所から中央図書館といたばしボローニャ絵本館に車で来て利用する方へ、長時間でも安心して利用できるように、1日の上限金額を設定すべきと考えます。
次に、駐輪場については、放置自転車対策としてラックを設置するとしても、図書館を利用した方は無料にするべきです。
図書館法第17条には、「公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価も徴収してはならない」とあります。他自治体を見ると、図書館駐輪場が有料の例はあるものの、多くは民間商業施設と図書館が併設している場合です。他の公共施設ではなく、これが図書館である、ということはとても重要です。
中央図書館基本構想では、中高生やシニア世代、および子育て世代に来てもらいやすい図書館を目指すとしてきました。
中高生や大学生が勉強などで利用する場合はどうでしょうか。
区教育委員会は、子ども用として15台ほどの無料駐輪場を別途設置するとしていますが、目で見て子ども用自転車とわかるサイズ、中学生頃まで、と委員会で答弁もありました。お金を持っていなければ行けない、勉強することも出来ない、そんな図書館で良いのでしょうか。
シニア世代が、カフェや公園と一緒に図書館を利用する場合はどうでしょうか。
第二の書斎のように、公園に囲まれた図書館で本を読み、カフェでゆっくり過ごす。知性と文化が薫る空間で、あっという間に一日が過ぎる。そんなイメージを持っていましたが、有料化によって滞在時間が短くならないか、心配に思います。
最後に、子育て世代が子どもと自転車で図書館へ行った場合を想像してみます。
私も日頃働きながらの子育てで「早くして」「急いで」が口癖になっていますが、図書館で子どもが興味を持って本を読んでいる時くらい、好きにさせてあげたいと思います。しかし2時間無料、と思うことで、図書館の利用は2時間まで、という気持ちがどこかで働きはしないでしょうか。公園で遊びたい、と言われたら今度にして、と言ってしまわないでしょうか。
たかが100円。されど、駐車場と駐輪場を有料にすることが、区民が長時間滞在することを妨げ、図書館へ行くことに壁を感じる可能性があると考え、議案第96号「東京都板橋区立中央図書館駐車場条例」に反対、委員会決定「原案可決」に【反対】の意を表します。
以上で、私の討論を終わります。
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