2018年12月13日

【思いいれ 〜仲宿保育園の件】

今日は今年最後の本会議が開かれ、結果は変わらずですが「仲宿保育園の閉園に関する陳情」について登壇して討論させて頂きました。

…区長、ここが「東京で一番住みたくなるまち」ですか?
ここが、「東京で一番子育てがしやすいまち」でしょうか?…

政治家にとって言葉は武器です。
そして私の議会での役割は、子育て世代「当事者」として、ある意味その役を演じるように、全身で思いを込めて言葉にすること。

↓以下、討論原稿です。
ーーー
ただいまから、市民クラブを代表し、「仲宿保育園の閉園に関する陳情」の委員会決定第1項、保育園存続の件、「不採択」に反対の立場から、2項目目、3項目目が「採択」に賛成の立場から討論を行ないます。

この陳情は、
板橋区立仲宿保育園が2021年度で閉園になること、また来年2019年度から新規募集が停止になることが区から発表されたことを受けて、仲宿保育園に通う3歳児のお母さんお父さんたちが提出した陳情です。

陳情の要旨は、
1)板橋区立仲宿保育園を存続できるよう検討してください
2)友だちやきょうだいと離れなくてよいように、きょうだい児は H31 年度も受け入れをしてください
3)園に残った場合も子どもたちが出来るだけ変わらない環境で過ごせる職員数と配置、また原稿の行事や給食の質を維持してください

で、委員会での決定は、1項目目が「不採択」、2項目目、3項目目が「採択」でした。

この陳情が提出された背景には、仲宿保育園閉園の発表があまりに急だったことと、今後の選択を迫られた保護者の困惑がありました。

保護者は、9月27日、木曜日に、「明日緊急の保護者会をやるので必ず出席してください」と園に言われ、翌日9月28日の金曜日に緊急保護者会に出席したところ、仲宿保育園の閉園と新規募集停止を告げられ、2つの選択肢を区から示されました。

1つは、2020年春に大山東町に出来る新規園に転園すること、
もう1つは、2019年度に他の園に転園する、その場合は優遇するとのことで、そのどちらにするのかを迫られました。

仲良くなった友だちや先生がバラバラになってしまうのか、子どもにとってどうしたら一番良い環境になるのか、今後の情報が少ない中でお母さん方は悩み、困惑しました。

私は保護者の方々からお話を聞き、文教児童委員会も傍聴させて頂きました。
委員会は、7名のお母さんお父さん方も傍聴し、小さな子どもたちも3名、委員会室に入りました。

各委員の方々から真摯な議論がされたことには感謝の思いですし、陳情に対する区役所から説明の冒頭、異例の謝罪があったことも重く受け止めたいと思います。

また、2項目目、3項目目が「採択」となり、
2項目目の、来年度もきょうだいは受け入れ可能になったこと、
3項目目の、来年度以降、保育園に残る子どもたちの保育の質が維持されることは、大変嬉しく、ほっと安心した思いです。

しかし、そもそも
板橋区が2015年から建物の老朽化で検討してきたという過程が充分であったのか、存続に向けてまだできることはないのか、疑問が残ります。

文教児童委員会の中では、仲宿保育園のある、都立住宅の所有者である東京都と積極的な交渉がまだされていないことも明らかになりました。

保護者にとって、保育園は、1日のうち、保護者が働いている間子どもたちが長い時間を過ごす大切な子育てのパートナーです。
待機児童が185名いる板橋区では、現状では行きたい保育園を保護者や子どもが自由に選べる環境ではない中で、仲宿保育園に通う保護者は、保育園を信頼してきたのです。

東京都の方針をただ待つばかりでなく、板橋区の子どもたちのために、子育てをしながら働く保護者のために、板橋区が積極的に東京都と交渉することを今後も求めます。

また現在通う子どもたちのためだけでなく、板橋区として中長期的な視野で考えた場合にも、仲宿保育園の閉園は適切なのか、もっと議論がされるべきだったのではないでしょうか?

閉園についての報告事項という形ではなく、
もっと早い段階で議会で議論することはできなかったのか、
保育の需要が高まり、待機児童解消に向けて保育園の増設を進めるこのタイミングで区立保育園を、民営化ではなく一つ失うということが政策判断として適切なのか、

いち働きながら子育てをする区民として、板橋区の姿勢を心から残念に思います。

区長、ここが「東京で一番住みたくなるまち」ですか?
ここが、「東京で一番子育てがしやすいまち」でしょうか?

以上で、私の討論を終わります。

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